めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
起死回生
3年前から、ある部屋に置いているホワイトセージ。茎がどんどん上に伸び、葉は上部に数枚あるのみ、左右の葉はすべて落ちていた。どこまで伸びるか楽しみにしていたところ、上部の数枚の葉がどんどん枯れていき、もうだめかと思った矢先に・・・。最近、突然息を吹き返し上部には再び数枚の青々とした葉、茎の節3か所から新芽が!まるで人間の「もう寿命だから処分しようか」という心を読み「まだ、生きてるよ」と言っているようで嬉しいサプライズ。さて「起死回生」という四字熟語があるが、まさにその状態。「起死回生」とは死にかかった人を生き返らす意。医術の優れて高いことの形容。転じて、崩壊や敗北などの危機に直面した状態を一気によい方向に立て直すこと。絶望的な状況を立て直し、一挙に勢いを盛り返すこと。どんな絶望的な状況でも、もしかすると…たとえ1パーセントでも可能性があったら状況が好転するかも?!むろん並大抵の努力では無理だろうが、なんだか可能性に賭けてみるのもいいかも?と植物を見て感じた。先日、古文の授業で「アニミズム」の話をしたところ生徒から「植物も命がありますか?」と聞かれた時に「植物は呼吸をしていることからも間違いなく命があるし、科学的にも意思があると証明されているよ」と伝えたばかりだが、リアルタイムでそれを実感する出来事であった。あらゆることに感謝!
2016/10/19 01:27
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