めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
禍福は糾える縄の如し
先日、友人から「現在ワクワクしている」といった内容のメールが届き、こちらも嬉しい気分に。ところが、友人にとってのワクワクする出来事が思い切り残念な結果になったという報告メールが後日に届いた。友人はかなりダメージを受けている様子で正直言ってなんと言葉をかけていいか分からないぐらいだった。(※ちゃっかりお節介メールを送ったが・・・・)。その時に浮かんだのがこの諺。「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如(ごと)し」《「史記」南越伝から》。【意味】幸福と不幸は、より合わせた縄のように交互にやってくるということ。確かに、生きていると幸福ばかりではなく、かといって不幸ばかりではない(稀に不幸のデパートのような人もいるが)。表があると裏がある・・・のは道理で幸福と不幸を両方経験するからこそ人生に深みが出て、人間性を成長させられる?!実際に縄を編んでみると分かるが二本の紐を交互にするからこそ強度が増す。昔々・・・小学2年生の頃、課外授業で農家宅で棒で藁を叩いて柔らかくし、それを編んで縄にし、それらを草履にするという体験をした。強度のある縄にするには①しなやかな柔らかさを持った藁が必要②二本の藁(ひも)をしっかりと隙間なくねじることがコツということを体感。一見、残念な出来事があっても柔軟な発想、視点でとらえると後で振り返ってみると実はそれが幸福の始まりで・・・となると信じて前進。
2016/10/12 02:36
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