めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
「虹」
友人から「虹」の画像が届き、最高に嬉しい気分!なぜなら「虹」は幸運の前兆と言われるから。真偽はともかくとして、このジンクスはかなり知られているため様々なブロガーが「虹」の写真をアップすることによって皆で幸せを共有している。さて、日本人は「虹」を空に掛かる大きな蛇にみたてて漢字を作ったとか。根本となる考え方は古代の中国で、蛇が天に昇って竜になるという考えから同族とされていた。また「工」の漢字は天と地を結ぶ形とされ、蛇は「虫」の仲間と考えられていたために「虹」に虫へんが付いたという。いつも書いているように自分自身は「妄想力」はないが、テーマ、課題、単語を与えられると「想像力」をもって脳内に再現することは出来る。キラキラと輝く蛇が天に昇って竜になって。。。。なんと美しく縁起のいいことか!とおかげで脳内はハッピー画像で埋め尽くされている。想像力だけがあるタイプにとっては日本語、さらには表意文字である漢字というものはとっても便利であり、自分自身が外国語ではなく国語、究極は日本語を愛し続けている所以である。英語で「虹」は「レインボウ」=「雨の弓」、フランス語では 「アルカンシエル」=「空に掛かるアーチ」。一番想像してみて美しいのはやはりキラキラ鱗の蛇が天に昇る姿か。
2016/10/08 03:24
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です