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小さな国語塾のつぶやき

マニュアル論争

朝日新聞9月2日付の記事で、童話「シンデレラ」を例に読書感想文の書き方を細かく指導するマニュアルをある小学校が配ったところ、SNSで賛否の意見が飛び交う議論になったことが紹介された。その後、読者から賛否両論の声が届いたという(9月23日付の記事より)。この記事を読んだ瞬間に、先週の「先生、塾の国語の先生になってよかったですね!!!」というセリフが脳裏をよぎった。その時の生徒との前後の会話は忘れてしまったが、生徒から嬉しいコメントをもらった時も、そして今も「塾の」​という部分を個人的には強調したい。型を学ばずしていきなり「書け」と言われることこそ拷問だと思う反面、読書感想文を課すこと自体に反対という意見が出ることも分かる。つまりこの議論に関しては答えは一つではなく「こちらを立てればあちらが・・・」といつまでも堂々巡り。その点、塾の指導の場合は方針に賛同する方々が基本的に通って来てくれる、つまり目指すべく方向性が同じなので本当にやりやすい。同じことをしても非難をされることもあれば、感謝されることも・・・・。むろん学校教育に携わってる方々がそういったことを覚悟のうえで仕事し、やりがいを感じてることだろう。が、自分自身に関しては社会的身分は不安定でも「やりたいことを好きなように?!」出来る「塾」の指導者という選択が向いていると実感した記事であった。

2016/09/24 11:52

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