めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
聞くは一時の恥、聞かぬは・・・
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という諺がある。【注釈知らないことを人に聞くのは、そのときは恥ずかしいと思っても、聞かなければ一生知らぬまま過ごすことになるので、そのほうが恥ずかしい。知らないことを恥ずかしがったり知ったかぶったりせずに、素直に聞いて学ぶべきだという教え。】むろん、いかなる場合においても「自分が知りたい」という理由で相手のプライバシーにかかわることをズケズケと聞く・・・というのは、よろしくない・・・というよりも論外!だが、勉強に於いては疑問点などがあれば「聞く」という姿勢が大切だと思う。先日、看護学校に通ってらっしゃる大人の方からの依頼で試験対策をさせていただいた。看護学校というと国語のイメージはなかったのだが、最近はかなり高度な国語の授業があるらしく、実際に教科書類を見て愕然とした。教科書そのものの内容も難解なのだが、それ以上に難解なのが配布されている資料・・・。さらには授業の様子などを伺ったところ、いわゆる「20年~30年前の大学の授業(要するに、あまり工夫されていない、教授の一方的な眠たい講義)」を彷彿させるものであった。その状態で自力で勉強を・・・とはまるで雲をつかむような状態。Yさんは「時間」「お金」が発生し、しかもご自分の立場というものを考慮すると「聞く」という行為に至るまでにはそれなりの覚悟が必要だったはずだが、それでも行動を起こされた。その姿勢は素晴らしく、見習おうと思った出来事。
2016/09/18 13:20
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