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小さな国語塾のつぶやき

言葉は身の文

「言葉は身の文 (ことばはみのあや)。」という諺がある。意味は「普段使っている言葉にはその人の人格や品格が表れる。」となる。言葉は「口の剣」とも言われており、刃物のように人を傷つける凶器にもなりうることがあり、正しい言葉遣いを身につけておくということはとても大事!というわけで、今週の中学生クラスは「敬語」について学習予定。例年、学校では中学2年生後半ぐらいから教科書で学ぶのだが・・・意外と難しい!特に「お~する(謙譲)」「お~なる(尊敬)」などは大人でもうまく使えない人がほとんど(かくいう自分自身も数多くの失敗をしてきた)。正しい言葉を身につけるにはまずは基本構造をしっかりと学び、後は実地で練習するしかない。さて、先の諺については個人的には敬語といった正しい言葉遣い云々よりも「口から発する内容」にこそ、その人の人格や品格が現われると感じている。だから、生徒達が親しみを込めて「ため口」になるのは大歓迎!で、完璧な敬語を使ってはいるけれど言ってる内容が人をさげすんだり傷つけたりといった不快な場合は正直言って人格を疑う。その点、通塾してくれている生徒達は「どうやったらこんなにいい子になるの?」というぐらいに素晴らしい品格を兼ね備えたタイプが多く、毎日のように感心させられる。例えば、ん十年前の自分だったら「○○先生は教え方が下手だから、大嫌い!むかつく!」と言ってたであろう場面においては「○○先生は・・・ちょっと地味なタイプなんです・・・」と表現。「・・・」については表情および別のルートからの噂ですぐに見当はついている。本当に生徒から学ぶことが多く感謝!

2016/09/06 11:45

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