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小さな国語塾のつぶやき

背景を知る2

中学3年生では、教科書に「外来語」について細かく分類されており、詳しく学ぶチャンスがある。小学校でも「外来語」について少しだけ学ぶが、中学校では「服飾関係の言葉」➡フランス語由来、「医療関係」➡ドイツ語由来、「音楽関係」➡イタリア語由来などと言った具合に詳しく教科書に説明されており、テストでも細かいことを問われる。さて、これらを呪文のようにブツブツと覚えることが出来ればそれでいいが、無理やり覚えた記憶というのはすぐに忘れやすい。だからこそ「何かと関連付けたり」「イメージする」ことによって暗記できるものはイメージを使うよう記憶術では提唱されるし、実際に人間は無意識にそれらを実行する。さて、言葉についてはきちんとした由来(背景)を知ると楽しく覚えられる。例えば、服飾関係がフランス語由来。。。「だから、パリ・コレ(年に一度フランスのパリで開かれるファッションの新作ショー)が有名」だとか「オペラ(音楽劇)といえばイタリア」、「カステラは室町時代の南蛮貿易時に入ってきた・・・・成程、だから長崎県の名物はカステラ!しかも南蛮貿易と言えばポルトガル・・・カステラ=ポルトガル語由来」「ついでに、カルタもポルトガル語・・・お正月にカルタを楽しみながらカステラを食べているイメージで覚える」など。「医療関係はドイツ語由来だから昔の医者はドイツ語は必須で、カルテはドイツ語で書いていたんだなあ」などと言った具合に。無理やり鬼の形相で覚えるよりも、由来や背景を知ることによって少しでも楽しくしかも短時間で覚えられるならばそれに越したことはない。

2016/09/05 15:07

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