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小さな国語塾のつぶやき

埒が明かない

昨日は休日、しかも雨だったため引きこもってあれやこれやと物事を進めるつもりで張り切っていたのだが、当然?思った通りに進むわけもなく、思わず「これじゃあ埒が明かない(物事がはかどらず進まない)!」と大きなため息が。と同時に「あれ?埒って一体何?」と疑問に思ったので調べてみた。実は「埒(らち)とは、馬場の周囲の柵」のことだそう。囲いを開くと馬が外に出てしまって、全て(物事が)終わってしまう。しかし囲いを開けないと状況が変わらず事が運ばない。 何だか妙なジレンマ・・・。そこから転じて「埒が明かない」=「物事がはかどらず進まない」になったらしい・・・と納得したのも束の間。今度は「あれ?柵だから『開ける』ではだめなの?」という疑問が。またまた調べてみたところ、「明く」には「ふさがりがなくなる」という意味があることから「埒が明かない」⇒「柵のふさがりがある」で良いのだとか。ウーン、漢字は表意文字だし~と高をくくっていたのだが「明く」には「ふさがりがなくなる」という意味があることを知らず、単純に「開ける」と思ってしまった・・・。まだまだ勉強!そう言えば、帯広競馬場の人気PR馬のミルキー(白いばん馬)は以前、脱走を何度も繰り返した、と関係者から聞いたことがある。今は埒が明かないよう頑丈な馬房で観光客に愛想を振りまいているが。ばん馬は気性がは激しくはないが、さすがに脱走されると・・・かなり怖く、お互いに危険。安全第一。

2016/08/22 09:46

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