めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
一か八か
「一か八か」という言葉がある。意味は、運を天に任せて思いっきりやってみること。元々はサイコロ賭博で使われていた隠語で、『一』は『丁』、『八』は『半』を意味し丁・半の漢字の上部に一と八が書かれている(隠れている)ため、丁か半か一挙に勝敗を決することをいった。これが転じ、成功するかどうか分からないことに対し、運を天に任せて思いっきりやってみるという意味で一般にも普及。成功率は高くないが成功すれば大きく好転する場面でよく使われようになった。自分自身は基本的には賭け事をしようとは思っておらず、やっていないが、気がつくと人生の岐路では何度も「一か八か」の選択を迫られている。さて「一か八か」の由来はサイコロ賭博だが、実は日本人にとって「八」という数字は不思議で特別な数字。「八」という形から「末広がり(幸せ)」という良い意味として使われ、さらにはアラビア数字で書いた場合の「8」は上部の丸が顕在意識、下部の丸が潜在意識を表すと言われている。また、横にすると「∞(無限大)」を意味する。8月は夏休みがあり、様々なことに挑戦しやすい時期。「一か八か」一歩を踏み出してみようと思う今日この頃。
2016/08/10 16:27
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