めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
つじつまを合わせる
昨日、「信長協奏曲」というDVDを観て、自分の中では久々のヒット作であった。なぜなら、主人公の三郎がタイムスリップするからこそ織田信長の、いわゆる「うつけ」と呼ばれるような奇想天外な行動に納得がいくしストーリー自体もきちんと最後につじつまが合うように構想が練られていたから。元々は漫画だったものがアニメ化され、映画化された作品だが、人気が出るのは様々な意味で納得~~。さて、文章を書くときも「つじつま合わせ」が重要。「意見文」、入試においては「小論文」は賛否を書く必要があったり、賛否を問われることが多い。ここで一番最初に認識しておくべきことは「賛否を書く問題は、そもそもが正解がない」ということ。例えば、「苦しい時には逃げてもいいか?それとも逃げずに頑張るべきか」という問に対して「命にかかわるぐらいまでは、無理せずに逃げた方がいい」、「逃げずに頑張ることによって成長できる」と言った具合に賛成・反対のいずれの立場にも正当性があり、意見として成り立つ。したがって「正解」はなく、大事なことは主張に筋が通っているかどうかである。つじつまが合っているかどうかを意識することはいろんな場面で大切。
2016/08/08 12:38
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