めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
自由研究
中学生は「意見文」「作文」「読書感想文」が必須だが、小学生はというと「自由研究」が夏休みの課題。自由と言われると意外と困ってしまう物・・・。国語ネタで自由研究をという場合、色々な内容があるが個人的には「読んで」「見て」楽しい物!が好き。例えばアナグラムや言葉遊びなど。「アナグラム」とは、並べ変えると異なる意味になる言葉や文のこと。例えば「内容がいい」⇒「言いようがない」や「田中角栄 内閣かえた」と言った具合。また、古くからの言葉遊びのおすすめは「山号寺号(さんごうじごう)」。「山号寺号」は、江戸時代に落語から生まれた言葉遊びのことで「○○さん△△じ」の○○や△△に入る言葉を探すもの。「おじさん、朝からそうじ」「市長さん、近所のおやじ」と言った具合。落語は「笑える、面白い」だけではなく昔からの知恵が詰まっており、例えば「山号寺号」の落語のあらすじや由来+自分で工夫して言葉遊びをしてみるといった取り組みは楽しいかも。つまり「何かを調べる+自分の感想、自分で工夫した言葉遊び」のように組み合わせた自由研究は、研究する本人のみならず、それらを見る側にとっても楽しくて勉強になる。ぜひ国語ネタの素敵な自由研究を工夫してやってみてほしい。
2016/07/31 01:03
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