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小さな国語塾のつぶやき

質問

十勝管内の中学校で毎年の夏休みの課題、「意見文」を7月上旬から取り組んだおかげで、ほとんどの生徒が無事に書き終えてホッとしている。某生徒の保護者がオロオロしてらっしゃったが、出来上がりの文章を見て(@_@)!では、どうやったらネタに困った、行き詰まった状態から「意見文」を仕上げることが出来たか?ズバリ「質問」に尽きる。質問内容はこちらが生徒に提示するわけだが、「○○だった場合、自分はどう感じるか?思うか?」「AとBならばどちらを選ぶか?」といった形式で質問していき、生徒本人の本音をあぶりだすということ。質問を繰り返すことによって焦点が絞られていき、結局自分はどう感じているのか?考えているのか?が明確になる⇒それを文章にしていくといった地道な作業。ちなみにこれは最近の心理療法でも使われる手法だとか。例えば何かで悩んでいる人に対して一般的には①ひたすら傾聴して「大変だね」と慰める②「何を甘いことを言っている!世の中は厳しいのでこれぐらいのことでへこたれてはいけない」と言った具合に叱咤激励する、という2点が良くあるパターン。が、第三の方法としては「その苦しみを身体のどこに感じるか」「どんな感覚か」「悩みが解決したらどうなってると思うか」と言った具合に質問をしていく手法があるらしい。何が言いたいか?「質問」「自問自答」することで明確に見えてくることがあるということ。ぜひ参考までに。

2016/07/30 14:39

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