めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
グチ≠弱音
「面接の達人」シリーズをはじめとして著書は800冊を超えるという有名な作家、俳優でもあり、マルチタレントの中谷彰宏は次のように述べている。「誰かにSOSをだそう 落ち込んだ時は、必ず誰かに弱音を吐くことです。1分以内に終わるのが弱音です。それ以上続くのがグチです。たった一人の顔がわかっている人に対して吐くのは、弱音です。不特定多数に吐くのは、グチになるのです。」(「なぜあの人は感情的にならないのか」2016.4.14初版発行)。これを読んだ瞬間に「さすが!すごすぎる国語力!!!」と感銘を受けた。「グチ」と「弱音」を明確に区別し、万人に分かりやすく説明できるのは達人技としか言いようがない。彼の定義が合っているか間違っているかは各自の判断によるが、少なくとも「グチ=弱音」と思い込み、「グチ、弱音」はタブー!!!といわんばかりに自分を押さえつけてストレスフルになってしまうタイプには有難いメッセージか。端的な言葉や、あいまいな言葉を分かりやすく説明、区別出来ることは最大の国語力であり、国語力をつけるべくして訓練や練習を積むことは生きやすさを追求すること!思う今日この頃。
2016/07/22 09:01
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