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小さな国語塾のつぶやき

「なおざり」と「おざなり」

「なおざり」 と 「おざなり」 という言葉がある。どちらも 「いいかげんに対処する」 というような意味だが、使われ方は微妙に違う。端的に言えば、物事は 「おざなり」 で済ますことはできても「なおざり」 では済まないのである。「おざなり」 に済ますというのは、適当にいいかげんに済ましてしまうということだ。一方「なおざり」 というのは、そのレベルまでも行かない。成り行きに任せるだけで、まともに着手すらしないことを言う。覚え方としては、文末に「ざり(否定を表す『ず』)」がある方が全否定「~しない」と判断するとよい。ちなみに「なおざり」 は漢字で 「等閑」 と書き、「等閑」 は 「とうかん」 と読む立派な漢語でもあり、その意味は 「なおざり」 と同じ。一方、「おざなり」 は 「御座なり」 で、元は幇間 (太鼓持ち) の隠語だったという説が一般的だ。お座敷がかった時に、そのお客のランクによって扱いを変えるというような意味らしい。どうでもいい客の場合は軽く 「御座なり」 に済ませるのである。いやはや言葉というのは、本当に一筋縄ではいかない。まさに生き物である。

2016/07/17 17:17

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