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小さな国語塾のつぶやき

人を呪わば・・・

「人を呪わば穴二つ(人を害すると、密かにやったつもりであっても同じ仕打ちにあうことを覚悟すべきであるという事。転じて、安易に他人を害しようとすることを戒める。)」という諺がある。由来は、平安時代に加持祈祷を生業とした陰陽師は、人を呪殺しようとする時に呪い返しに遭うことを覚悟し、墓穴を自分の分も含め二つ用意させたことに由来。何とも物騒な諺だが・・・あながち大げさではない?とわが身を顧みて反省する今日この頃。人や物事に恨む気持ちを抱くこと自体、気分が悪くなるので基本的には人や物事の良い面に目を向けるようにはしている。とはいえ、時には「気分が盛り下がるような」「神経衰弱になるような」用事や出来事がある。それが複数重なるとついつい「この用事を相手側からキャンセルしてほしい!!!!」と無意識に強く願うことがあり、その想いが異常なまでに強い時に限ってキャンセルになることがある。自分としては「用事を遂行」することによって異常に疲れてしまい気分が落ち込む・・・のでキャンセルになってラッキーと邪な考えを持つことに。が、偶然にも?!そんな邪な気持ちを持った時に限って近々予定されていたワクワクするイベントなども相手側からキャンセルになることが最近重なり、ふと「人を呪わば・・・」という諺を思い出し、自己反省。実はこの諺には脳科学の観点からの裏付け説がある。真偽はともかくとして裏付け説についてはここでは割愛。いやはや、諺や慣用句には先人の知恵が詰まっており、生き方を学ばせてもらっている。

2016/07/13 03:02

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