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小さな国語塾のつぶやき

自分に正直に

早いもので?気がつくともう7月!今月下旬からは待ちに待った「夏休み~」と暢気に構えていられるのは小学校、(事情を知らない)中学一年生ぐらいで・・・。十勝の大半の中学校では夏休み課題として①意見文、主張文②読書感想文③作文、のうちすべて、あるいは①②が課されるところが多く、大半の学生たちが初年度は8月になってから焦る。でも2年目、3年目となると心得たもので・・・早い子だと6月下旬から課題に取り組んでいる。さて、①意見文②読書感想文についてだが、基本的には「自分に正直に」なることが大切。心にも思っていない理想的な模範解答を書こうとしても必ず行き詰り、読み手にもそれが伝わってしまうから。それを示すエピソードをここで一つ紹介する。「宿泊学習」についての作文を書くことになった中学2年生。本音としては真夜中の宴会が楽しかったのだが、さすがに「宿泊学習」の趣旨からは完全にずれているため、そのテーマは却下(ここまではOK)。結局、無難な?!「オリエンテーリング」について書くことに。本人の中では「暑い中、長時間長距離歩いてしんどかった」というのが本音だが、建前として「グループで協力することを学んだ」「時間を守る大切さを学んだ」という理想的な文を書こうとしたのだが・・・・。頭では分かっていても、心では納得していないので全く筆が進まない!!!!!しばらく、時間を空けてから(頭を冷やしてから)テーマを「キャンプファイヤー」に変更。するとスムーズに筆が進み無事に提出したとか。本題に戻るが、嘘をつく(建前で述べる)ことが得意なタイプは、いわゆるカッコイイ、理想的な?!受け狙いの課題、本を選べばいいが、そうでないタイプはとにかく「自分に正直に」を意識して課題を選ぶこと。

2016/07/05 13:30

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