めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
自主性・・・・
「本人(子供)の自主性に任せるべきだとは思いながらも、ついつい手を出してしまいます。」「周りからは手を掛け過ぎだと言われてしまいますが、どうでしょうか?」という意見(相談)を保護者から寄せられることが時々ある。結論を言うと、そういった相談をされる方に限っては「全く問題ない、子供に干渉し過ぎとは思わない。」自己判断で動くわけではなく、あらゆる人の意見を聞いたうえで悩んでおり、決して威圧的に子供を支配しているわけではなく、むしろ逆のパターン。つまりとってもいい親御さんだと言える。考えてみれば子供はまだ生まれてから10年前後・・・。確かに自主性をはぐくむことは重要で、そのためにはそっと「見守る」ことも大切。しかし、例えば子供が高熱を出して苦しんでいる、下手すると肺炎になる・・・という状態を「自然治癒力で直せ」とばかりに放っておくだろうか?もし放っておくと下手すると取り返しがつかなくなることも。それと同じだと思う。むろん、元々健康体でほとんど体調を壊さない、壊したとしても自然治癒力であっという間に治るというタイプもいる(実は自分自身がそのタイプ・・・)。でも、世の中全員が同じというわけではなく、必要な場面で必要な手段を講じるのは当然だろう。勉強に話を戻すと、放ってても自分で計画を立ててやる子もいれば、お膳立てやきっかけが必要な子もいる。周囲の無責任な(?)理想論に翻弄されず自分自身と自分の子供を信じて適切なお膳立てをして道筋を付けてあげることによって、いずれは親元を離れて自立できるようになるのでは?と思う今日この頃。
2016/07/01 13:11
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です