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小さな国語塾のつぶやき

サバをよむ

自称、平成生まれで現在28歳なのだが、英語の「リスニング」のことを「ヒアリング」と発言したため・・・「昔の人はヒアリングって言うんですね」というツッコミが。いつの頃からは「ヒアリング」のことを「リスニング」と呼ぶようになっていた。確かに「ヒアリング=自然に耳に入る」よりも「リスニング=意識的に聴く」の方がピッタリか。それにしても昔と現在で表現方法が変わっていると年齢のサバをよんでいる身分としては辛い。さて、この「サバをよむ」とは、実際の数や年齢より多く見せかけたり少なく言ったりしてごまかすことのたとえ。語源は諸説あり、鯖は「生き腐れ」と呼ばれるほど傷みやすく、数も多かったためにわざと早口で数えて数をごまかしていた⇒いい加減に数を数えることを「鯖を読む」という意味になり現在の意味に転じたという説がある。他に「魚市場(いざば)」からの転という説、刺鯖など二枚重ねを一連として数えることからという説、数の多いことを意味する「さは」から転じたという説などがある。 そう言えば、ん十年前にサバに寄生したアニサキスによる食中毒が蔓延したことがある。傷みやすいサバ、食べる時はもちろんのこと「サバをよむ」時には細心の注意が必要。

2016/06/30 00:34

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