めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
武士に二言はない
「武士に二言(にごん)はない」という慣用句がある。【意味 武士は一度言ったことを取り消すようなことはしない。信義を重んじ約束を守る。】武士にとっての「言葉」は、一言一言に命が宿り(いわゆる言霊思想)、軽はずみな発言は武士としての弱さと思っていたようである。嘘をつくことは罪悪として咎められたのではなく、むしろ弱さとして批判され、弱さは大いに不名誉であったのだ。「嘘も方便」という言葉もあるぐらいで、必ずしも「嘘」をつくことが「悪い」わけではなく、ケースバイケース。ただ個人的には「武士に二言はない」という思想が大好きである。しかも実行しているので、先日もプライベートの場において周囲が完全に固まり凍っていた(苦笑)。自分が発したある発言に対して周囲は「まさか、この人本気ではないだろう」と思っていたようだが「武士に二言はない」と断言し、早急に行動してしまったから。こういう気質が周囲から恐れられる所以なのだが、基本的には「自分の発言には責任を持つ」「約束は守る」というプラス面を評価して、生徒さん達にはお付き合い願いたいと思う今日この頃。ちなみにそういう気質を即座に見抜いた中二のS君。かれこれ1か月以上前になるが、危うい場面を丸く収めてくれて感謝。「武士道」大好きメンバー募集中!
2016/06/28 13:19
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