めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
機知に富む
「それっ!日本語で言えばいいのに!!」(監修カタカナ語研究会議 2016年4月1日第一刷発行)が面白い。内容はもちろんのこと、後書きの次の文章に対してかなり共感を覚えた。「カタカナ語には、自己承認欲を満たしてくれる媚薬的な魅力があることです。」「このカタカナ語は、日本人が持っている劣等感を消してくれると思っている人が多いのです。」の2文。「言われてみるとそうかも~~」と、手軽にカタカナ語を使っている自分を思い起こし、日ごろ使っているカタカナ語を日本語に置き換えるという遊びを頭の中で最近やってみることに。例えば「ウィットに富んだ」⇒「機知に富んだ」⇒「当意即妙」と言った具合に。この連想ゲーム、なかなか難しく頭の運動になる。頭の運動のみならず、カタカナ語の意味を辞書、本、ネットで調べると語彙や知識が増える。先に書いた「当意即妙(即座に、場に適った機転を利かせること)」やそのような返答、切り返し(トーク)をすることが自分自身にとっては難しく、「その才能って、ある意味天性の物?(つまり自分には素質がない?)」と言いたくなることも。でも、言葉を知識として身につけることは誰でも出来るので地道に一人で脳内連想ゲームを楽しむ今日この頃。※生徒の半数以上が「機知に富んだ話題」が出来るタイプで、いつも感心するやら笑わせてもらうやら。逆に、はにかみ屋さんタイプの生徒は、笑顔が最高で本当に癒されている。
2016/06/22 13:10
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