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小さな国語塾のつぶやき

贔屓

趣味で?難しい漢字を少しずつ覚えて披露してくれるH君。先日は得意げに「贔屓(ひいき)」を書いてくれた。漢字そのものは「貝」がやたらと多いというだけで、さほど難しいわけではないが、とにもかくも「読み」が難しい。なぜこんなに「貝」ばかりあるのか?と、疑問に思い調べてみた。【漢字の「贔」は重い荷物を背負う意味。一方「屓」は鼻で息をする意味。もとは「ヒキ」と発音され、重い荷物を持てるように息を荒くして力むという意味。それが「ヒイキ」に転じ、誰かを助けるために力むこと、自分の好ましく思う人をとくに引き立てること、という意味になった。 (朝日新聞社「とっさの日本語便利帳」)】そりゃあ、貝(お金)を三つも背負うと重いだろうと想像はつくのだが・・・。よくお商売で「今後ともご贔屓に」といった会話が交わされるため、てっきり「特定のお店や人に対して厚意(好意)でお金を払う、利用する」というのが元々の意味?と思い込んでいたので少々肩透かしを食らったような気分。正直言って、個人的には特定のお店などを大切にする(贔屓にする)のは大賛成だが、上司が特定の部下、先生が特定の生徒を贔屓にするのは…賛成できない。贔屓するならば上手に!をモットーにしたいもの。どういうことか?個々人の特性やペースに合わせて対応するという意味の贔屓は有りか?

2016/06/14 02:56

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