めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ひらがな表記
小説や詩では、敢えて「ひらがな表記」にこだわっている作品がある。あるいは漢字表記とひらがな表記という二種類に分けている場合も。なぜか?①詩や作品全体にやわらかさを出すため②子供らしさをだすため、といったこの二点が基本になる、つまりこの二点は公式として丸暗記。え?丸暗記と思われるかもしれないが、国語だから適当に解ける・・・わけではなく、答えとして求められていることが決まってるので覚えてしまった方が良い。例えば、数学だと公式を自分なりに導くことが出来たとしても、毎回毎回ウーンと考えながら沢山式を書いて導き出すというわけではなく「公式」を覚えるだろう。それと同じで、「国語=日本人だから適当?にやれば解ける」のではなく「公式」として覚えることも時には大切。小六の生徒にひらがな表記が多い「詩」のプリントを出してみたところ、見た瞬間に「え?何これ~?ひらがなばっかり~~~」といきなりの鋭いコメント。問に「なぜひらがな表記が多いか?」というものがあり、むろん見た瞬間に正解をした。さすが(拍手)!ちなみに中3の教科書の「立ってくる春」では「立春」「りっしゅん」と二種類表記がある。これは「まだ小学生の『私』には、祖母の言う『りっしゅん』の意味が分からないことを読者に示したいからである。」当然、学校の授業でも強調されているだろうし、ワーク内にも出題されている。公式②が基準となっていることを理解し、丸暗記!
2016/06/03 12:26
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