めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
怖いもの見たさ
有名な日本昔話に「ツルの恩返し」がある。「絶対にのぞいてはいけない」と言われてるにもかかわらず、おじいさん(地域や話によっては若者)は覗いてしまう・・・。「のぞくな」と言われるとなおさらのぞきたくなってしまう、いわゆる「怖いもの見たさ」を本能的に人間は持っている。さて、昨日の中学生クラスでは前半10分間は配布した資料に集中させるため「私語厳禁」とし、質問以外の私語をした場合はペナルティーという条件で授業開始。おかげで、皆スムーズに課題に取り組めたのだが・・・。10分を過ぎてから、なぜか突然にS君が「ゴキブリ」について質問してきた。それからというものなぜか「ゴキブリ」談議に花が咲き・・・。生徒たちは皆北海道出身のため本物を見たことがなく、話で聞いた、ユーチューブで見ただけなのでいわゆる「怖いものみたさ」の心理だったようだ。さらには発展して、指導者に対して「過去の成績」はいかなるものだったか?などなどエスカレート。取りあえず返答は保留しているが、来週になってもまだ引きずる?!ならば「なぜ、指導者の昔の成績を知りたいのか?相手を納得させるような理由を原稿用紙1枚(400字)以内でまとめること」という課題を出そうと企んでいる。知らなかったことを知りたいという気持ちをダイレクトに国語の内容に向けるのは大変だが、「知りたい」という好奇心を尊重しつつ、なおかつ国語力を付ける方向に持って行こうと日々奮闘中。
2016/05/26 12:33
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