めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
何これ?
「何これ?面白そう」という好奇心が脳の性能を高めるということが最近科学的に実証されている。実は子供や若い人たちが、何でも覚えることが出来る・・・というのは好奇心の有無が大きく関係しているらしいというのだ。確かに、大人、さらには老齢になっていくにつれて無意識のうちに「ああ、それ知ってるよ」「つまんない」と感じてしまい、本来ならば既に知っていることよりももっと深い有益な情報があるかもしれないものを見過ごしてしまう、覚えられないという結果になる。「素直」なタイプこそ伸びる所以の一つが好奇心の有無とも言える。また、自力で勉強していると長々と書いてある解説を読んでも、なかなかワクワク感が湧いてこず頭に入ってこない。視覚のみならず聴覚などをフル活用できるような対面授業、衛星授業が有益だと言える。さて、国語の授業ではいかにして生徒達に「何これ?面白そう」と思ってもらえるか?と毎回工夫を凝らしているつもりだが・・・意外な反応が返ってくることがあり、それはそれで面白い。例えば先日の中学生対象の授業では、前もってテーマやポイントを板書していたところ、それを見た生徒が「ヤッター!!!『古』という字が見当たらない。ということは今日は古文はしないんですね!え?何なに?今日のテーマは「○○」ですね・・・」と反応。これから学ぶことに興味を持ってくれたことは嬉しいが、複雑な気分であった(苦笑)。
2016/05/25 11:42
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です