めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
言葉を分解
漢字や言葉を分解すると面白い!例えば、先日知った言葉としては「休む」。「『やすむ(休む)』というやまとことばは、分解すると『や(屋)+すむ(住む)』だとされています。『家のなかにいること』という意味です。【やまとことば50音辞典 高村史司著】」という文章を読んで成程~~~と妙に感心した。最近とにかく家の中にずーっとこもっており極力外出しないようにと行動している自分は「引きこもり一歩手前?」と少々ネガティブな気分になっていたが、「そっか~、自分は休んでいるんだ!仕事、休憩共に家の中でしているだけなんだ」と前向き解釈。相変わらず今日も家で「休み」ながら…他の言葉を分解して遊んでいる。家に関する言葉と言えば「居候(いそうろう)【他人の家に世話になりながら食べさせてもらうこと】」。これも「居」プラス「候(そうろう)」☞「候」は「ございます」の謙譲語なので「居させてもらってます」という謙虚な表現だと気づいた。いつから「厄介者」という意味になったのかを調べてみたところ明治時代以降という。言葉は変化するので現在の意味からは若干かけ離れてしまうが、漢語を分解して原語をたどるとなかなか興味深い。しばらく「家住む」が続きそうな予感(苦笑)。
2016/05/24 15:05
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