めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ストレスに慣れる
ストレスフリーな状態と言うのは、生物が生きていく上では決して望ましくない。なぜなら、環境変化への適応力が落ちてしまうからであり、適度なストレス状態に身をおいて、その状況に慣れることが生存には有利であることはよく知られている事実。例えば、トマトを育てる時には水やりの回数を減らすというストレスを与えると甘くなるそうだ(実際に農家さんから伺った)。さて、では「ストレスに慣れる」とはどういうことか?⇒ストレス状況を既知のものとして記憶するということである、と専門家は言う(ひとはどこまで記憶できるのか 田中真知著 P115)。つまり何か新しいことを学ぶことは、かなりのストレスになるが、解き方などを習った後にそれらを何度も何度も復習し実行していくうちに身につき、正答率が上がる。しかも何度も何度も「初めての方法」を試していくうちに、感じるストレスに慣れていく。脳を酷使しすぎることはむろんよくないが、「新しいこととを学ぶ」という勉強のストレスは与えられるほど「ストレスに慣れる+成果が出てくる」。特に国語は目新しい公式を次々と覚える必要はなく、ただ、正しいやり方で勉強すれば必ず点数アップする科目!
2016/05/14 22:24
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