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小さな国語塾のつぶやき

対義語

中学生クラスでは引き続き「対義語」演習。カードを使って組み合わせを見つけたり、実際の入試問題を解いてみたり・・・。入試問題では「相対」の対義語「絶対」の正答率がたったの6パーセントだったというデータに、皆びっくりすると同時に自分達は「出来た~」という達成感を味わいつつ、頑張っている。むろん、どの生徒も最初からすべての対義語を覚えているわけではなく、カードとにらめっこしながら「ウーン。『相対』には『対』がつくから同じく『対』のついている『絶対』を選べばいいのかな?『必然』も同じく『然』を探そう!」と言った具合に取り組みつつ、正しい答えを導いている。そう、実は対義語とはコインの裏表状態、つまりは切り離すことができないペアなので、同じ漢字を含む場合が多くなる。つまり片方だけで存在することが出来ないのであり、両方大切な概念。「手段」の反対は「目的」なのだが、なぜそれらが対比になるのかがピンと来なかったw君。目的を最終ゴールとするならば、そこに至るまでの過程が手段、つまり「手段」と「目的」は一続きのもので、指す場所が違う・・・と図を書いて説明するとようやく納得。「対義語」=「反対、完全にかけ離れた」と思い込んでいたようだ。「対義語」を覚えて、さらには使えるようなるためには、相当の練習が必要だがその努力に見合うだけの知識、概念等が身につくのでぜひ皆にマスターしてほしい内容。

2016/05/12 13:46

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