めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ペン(本)の力
「ペンは剣よりも強し」という有名な格言がある。【意味】ペンは剣よりも強しとは、言論の力は武力よりも大きい力を持っているということ。イギリスの政治家・小説家ブルワー・リットンの戯曲『リシュリュー』にある「The pen is mightier than the sword.」の訳。これは、「言葉の武力に対しての影響力」をメインで語っているが・・・・個人的には武力のみならず、「口で言う」よりも「ペンで書いたもの(本)」は影響力が強い!ということも言えるのではないか?と感じる。どういうことか?相手に対しての言葉がうまく見つからない時や、言っても聞き入れてもらえない、下手すると誤解を招く・・・という場合には、おすすめの「本」を贈ることが意外と有効だということ。「本」を贈ることのメリットは相手が「何度も読み返すことが出来る」「知らない人(←大半はそうだろう)、専門家が書いていることなので客観的に読むことが出来る」。場合によっては「何書いてるの?この人・・・」となることもあるだろうが、むろんそれもOK!実は先日、叔母が亡くなり、叔母の実姉である母があまりにも落ち込んでおり、かける言葉が見つからなかった。ただ、そばにいてあげたい・・・と思いきや遠距離のためそうもいかず。そこで、某本を何冊か贈ったところ喜ばれたという次第。「ペン」「本」の力侮ること勿れ。
2016/05/11 11:45
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