めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
細分化⇒組み合わせ
帯広在住の書道家が次のようのおっしゃった。「字を一度すべて分解して、形などをしっかりと練習して覚える。次にそれらをパズルを組み合わせるようにして、はめていく。この時に一か所でもピッタリとはまらなかったら美しいとは言えない、間違った字形」と。成程、確かに・・・。特に漢字の場合は「偏と旁」のバランスが大切だということは素人にも分かる。さて、話を伺いながら「文章・・・美術の世界でも同じことが言える。あらゆることの真理は同じ」と改めて実感。文章を書く時に「型」が大切だということは、小中学生にとってはなかなか実感がわかないため、どうしても「思ったことや感じたこと」を、どんどん文に書いていく。筆が速いことは素晴らしいのだが、果たして出来具合は?と言われると・・・・。「自分の子供は作文や文章が苦手で・・・」とSOSを求められることがあるが、筆が遅いから駄目!なのではない。大切なことは前もっての「準備」。まずはテーマに沿っての内容を細かく分ける。分けた部分について、いくつか文章を作っていく。最後のそれらを組み合わせていくという作業をしていくとコンパクトに収まった分かりやすい内容になっている。授業中内に書かないといけない(スピード重視)などの場合は仕方がないが、夏休みの課題などでは是非じっくりと書きたいことのテーマを細分化して・・・を実行してほしい。それに慣れておくと将来、大学生になった時のレポート、社会人になってからの報告書などにそれらの経験が生きてくる。
2016/05/03 11:17
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