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小さな国語塾のつぶやき

類似性効果

人間は「自分と似ている人に好奇心を抱く」という強い心理的バイアス(先入観)を持ってる。これを心理学では「類似性効果」といい、企業や推薦入試の世界でも無意識のうちに「類似性効果」が表れているケースがままある。だから、面接官が複数いるのである。つまり面接官が一人だけだと、その面接官と似たようなタイプだけが合格になってしまう。一人で教室を運営している、入塾の面接があるわけではないという立場としては、自分とは似ていないタイプの生徒さんが来る可能性は「大」であるが、正直言ってどんなタイプであっても「国語の成績をなんとかしたい」という想いは一致しているので基本的には応援したいと思っている。では、「類似性効果」という先入観をどのようにすればコントロールできるか?調べてみると実は簡単で、「無意識のうちに心理的バイアスが働いている」と意識すれば、「類似性効果」はコントロールできるとか。幸い?!にして自分自身の小中学生の頃を思い浮かべると決して褒められるような態度をとっていなかったので、過去の自分と比べると様々なタイプの生徒さんの方がよほど優秀に思えてくる。ただ、往々にして指導者と言う立場の人は「優等生」タイプが多いので、とにかく「ヤル気」「真面目さ」「自分の長所」アピールを本人はもちろん保護者の方も心がけることを、この場を借りて入れ知恵しようと思う。

2016/04/28 13:54

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