めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
持ち時間
老人介護施設で働く職員が、「ライン」と呼ばれる分刻みの業務表へのストレスが高じてお年寄り3人を転落死させたという事件が川崎市であった。いくらストレスがあったからとはいえ、やっていいことと悪いことがあり、人の命を奪うことは言語道断。ただ、人を相手の仕事において「分刻み」にスケジュールを組むことは若干無理があるような気がしないでもない。むろんある程度の「目安」は大切だが・・・。かなり以前に「個別指導」を専門とする塾で教えたことがある。基本的に一人の生徒さんへの持ち時間が決まっており、曜日によりけりだが、持ち時間を守ろうとすると消化不良に陥ることもあった。ブース別に机といすがあり先生が定期的に巡回していくという塾に適していること適さない子がはっきりと分かれていた(それは、他の形式の塾に関しても言えること)。勉強が得意でどんどん進んでいく子にとっては合っており、指導者は本当に短時間だけ指導、持ち時間が余ることも(それはそれで素晴らしい)。逆に勉強があまりにも苦手だから「個別指導」に行ったとしても「時間を死守」するタイプの先生にあたると「もっと質問したかったのに・・・・」と消化不良を起こす。でも、それは先生、生徒のどちらが悪いというわけではない。勉強が苦手なのでじっくり・・・という場合は究極は家庭教師がおすすめと言うことになる。「国語はこのまま続けて、3月からは数学は別の塾に行くんです!」と頑張っている生徒を見ると応援すると同時に、「彼(彼女)にとって素晴らしい先生との出会いがありますように!!!」願っている。年度末、年度初めは塾を考える人が多くなる時期。その時に「国語塾」を候補の一つとして入れていただけると幸いである。
2016/03/05 09:06
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です