めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
具体的
ある実験の動画を見た。その実験内容とは、実験者が被験者に対して次のような指示を出す。「四角形の上に円を描いてください」と。3人の被験者はそれぞれ与えられた紙と鉛筆を使って各々図形を描く。一斉にそれらをオープンにしたところ、一人は四角形と円が離れた状態の図、二人目は二つの図形が接している状態、三人目は二つの図形が重なった図・・・。この実験は何を意味するか?漠然とした指示だと意図が伝わらないということ。例えば「勉強しろ勉強しろ」と親や先生が子供たちにいくら口酸っぱく言ったとしても「何をいつまでに、どのように」を指示しない限り、子供たちにとっては難しい。国語授業では「・具体的な授業・具体的な宿題」を心がけながら毎日のように資料を作ったり授業計画を立てている。時には授業直前に、ふとアイデアが浮かんでギリギリになって資料を準備することも。そうやって心がけていても、うまく伝わらないことがあり反省。とにもかくも周囲にお願い、指示をするときは「具体的に」!さて、仕事では「具体的に・・・」と考えすぎている反動で?!クリエイティブな仕事をしている友人に作品をオーダーするときは「適当に。色はラメ・・・。あとはお任せ」という丸投げでかなり迷惑をかけているが(苦笑)。いやいや、それは相手の感性を信頼しているから。Jさん!いつもありがとう。
2016/03/03 15:40
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