小さな国語塾のつぶやき
作者の意図
最近、仕事に関する夢ばかりをみている。とはいえ、悪夢ではなく漠然と「仕事の夢だった」と覚えている程度なのであまり神経質になったり「夢判断」「夢分析」をしようとは全く思っていない。逆に「夢の中でも仕事をしているなんて、自分は偉い!」と思っている(笑)。さて、最近寝る前に「夢十夜を十夜で」(高山宏著)を読んでいるから、夢について起きた時にひっかかるのかなとも。さて、先の「夢十夜・・・」は夏目漱石の「夢十夜」を大学の講義で学生とともに読み解くという授業を、本で監修したものである。以前は何気なく普通に?神秘的だなあと思っていた「夢十夜」のストーリーをああだこうだと分析している内容で、「へー!こういう解釈もあるんだ」と思う反面、どういう意図、テーマで書いたかは本人にしか分からない。しかも解釈はそれぞれ自由なであり、自由に解釈してほしいというのが作者の意図そのもの・・・と元も子もないことを思ってしまう。自分自身に関して言えば、日ごろ仕事で作者の意図を推理しているのでオフの時ぐらいは自由に作品を楽しみたいもの。今日から違う本を読むべくして別の本をゲットしようと張り切っている。
2016/02/01 09:54
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