小さな国語塾のつぶやき
国文法
国文法は難しく、「国文法大好き」「楽しい」というタイプは未だかつて見たことがない。かくいう自分自身も中学時代に最初は四苦八苦したことを今でもよく覚えている。さらには、「必死でやったにも関わらず全滅した・・・」となりやすい単元でもある。では、なぜ必死で勉強したにも関わらず全滅しやすいか?結論を言うときちんと理解していなかったから⇒なぜ理解できていなかったか⇒学校のプリントやワーク類演習の場合、動詞は動詞ばかり、形容詞は形容詞ばかりで沢山演習するため、分かったような気分になるから。つまり、最初の基礎練習はむろん絶対不可欠だが、その後に必ず融合問題を解く必要がある。とはいえ融合問題を解こうとした瞬間に「全く分からない」「嫌だ」→「だからやらない」→「いつまでも出来ない」という悪循環に。その悪循環にどっぷりとはまってしまっていた中学2年生のS君。文法といった瞬間に「嫌だ!苦手」とフリーズ。先週の授業で大切なポイントを3つ強調し、一緒に演習をしたところ授業が終わる頃には「文法、楽しいかも~」とまで言うようになり、教える側に取って最高の言葉のプレゼント。国語授業でどんな魔法を使ったか?実は魔法などはむろん使っておらず、大切なポイント3つ+本人のやる気。文法で全滅・・・という経験は少なからずあるもの。そこでふてくされずに奮起するかが文法を克服する一番の大切な要素か。
2016/01/26 13:38
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