小さな国語塾のつぶやき
願い
ある生徒から「長年の願いがかないました!」と言う連絡が!その生徒とは、「もしも願いが叶ったら○○してお祝いしようね!」と約束していたので、○○について具体的に構想を練っている今日この頃である。さて「願い」という言葉の語源は「ねぎらい」だそうだ。「ねぎらい」という言葉を辞書で引くと、「相手の努力に対して感謝の意を表すこと」とある。まさに生徒の願いが叶うことは、自分自身にとっては「相手の努力に対して感謝の意を表すこと」に他ならない!たまたま調べた「願」という字の語源が、今まさにぴったりの状況なのには(@_@)!自分自身は、生徒の願い(勉強ではない)に対しては、ただただ陰から応援することしかできなかったので本当に手放しで嬉しく、本人の努力には感謝しかない。さて「願いが叶う」以外の表現としては「夢が叶う」があるが、「夢」と言う字は「いめ(寝目)」が語源で「夜寝ている時に見るもの」という意味であった。将来の希望といった意味をもつようになったのは近代以降のことである。「夢」「願い」どちらにしても、叶うときというのは自分一人だけの力ではなく周りのサポートなどが必ずと言っていいほど存在する(少なくとも自分自身の場合)。相手の願いがかなった時は、相手の努力をねぎらい感謝し、自分の願いがかなった時は周囲の努力やサポートに感謝したいものである。
2016/01/22 13:59
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です