小さな国語塾のつぶやき
聴き取りポイント
国語塾で小学生対象に行っている聴き取り練習には様々なバージョンがある。例「お話のどこがちがう?」(ア、イの二種類の短い文章を聞いて間違い探しをする)「迷路」(右、左、上、下の指示に従って進む)「書きとり」(長い文章をそっくりそのまま書きうつす、意味のない言葉をひたすら書き写し、最後に暗号を解く)などなど。これらは一例で、まだまだある。さて、意外と難しいのが一番最初の例で挙げた間違い探し。アの文を真剣に覚えようとしたり、きちんとメモしようとすると、時間不足で放送がどんどん先に進んでいく。では、どうするか?ポイントは「集中しすぎないこと」「キーワードだけを記憶にとどめるようイメージする」の2点。どんなことに対してもそうだが、一点に集中しすぎるとそれ以外が手薄になってしまう。例えば、ア「昨日、私はおばあちゃんの家まで、妹と二人だけで行きました。おばあちゃんの家はここから電車で20分くらいに行ったところにあります。」という文章の場合、「おばあちゃんの家、妹と、電車、20分」の単語だけメモしたり頭に印象付ける。主人公は私で、特定の名前の人ではないのでさほど意識せずにそれ以外の数詞や名詞をチェック!ちなみにイの文章としては「30分⇒20分」となっている。これは口で言うよりも実際に体験していくうちに必ず身につくことなので1、2回できなくても問題ない。先に書いたことを意識すれば1か月もすれば見違えるようにどの子も上達するのでご安心を。
2016/01/18 14:50
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