小さな国語塾のつぶやき
ホトトギス
「猿」と呼ばれていた有名人と言えば豊臣秀吉、豊臣秀吉と言えば「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」という句が有名である。が、この名は、江戸時代になってからたくさん登場した物語の『太閤記』が記するもので織田信長は秀吉のことを「禿ネズミ」と呼んでいたという記録がある。また、織田信長(「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」)、豊臣秀吉、徳川家康が(「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」)実際の句を詠んだわけではなく、江戸時代後期に書かれた「甲子夜話」という随筆に出てくる句で、3人の人柄を比喩的に表現している。人間の個性についてはどれが正解といったことはなく、先ほどの「ホトトギス・・・」についても、どれも一理ある。が、勉強においては間違いなく豊臣秀吉の方針を取るべきであることは誰もが認めることだろう。織田信長のようにさっさと諦める、家康のように暢気に待つ・・・なんてことは勉強においてはありえない。例えば、株投資などにおいては有りだろうが。今できることを工夫してする!という心掛けを見習いたいもの。
2016/01/07 07:30
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