小さな国語塾のつぶやき
晦日
今日は一年最後の一日で、大晦日。「晦」という文字は「くらます」とか「くらい」という意味があり、月(暦月)の終わりの日には月がどこかに姿を「くらまし」ていて、月が姿をくらましているから夜は「くらい」という。月が出ているか隠れているかによる暗さなわけで、日暮れ、夜明け前といった一日の時間帯を指すわけではないが「暗い」ということには変わりない。さて、「夜明けが一番暗い」という有名な名言がある(苦難の期間は、終わりかけの時期が最も苦しく、それを乗り越えれば、事態が好転するだろうという意味)。こちらは一日の時間帯をさしているわけだが、どちらにしても月が隠れてしまっても必ずまた月が出て来て明るくなる、また「明けない夜はない」のであって必ず明るくなるという点においては共通。一年間、大変だった方もそうではなかった方も共に明るい新年を迎えていけることを信じている。自身に関しては、素晴らしい方々に恵まれて本当に楽しく仕事をさせていただいた一年だった。来年はもっともっと明るく輝くよう気持ちを新たにしている。一年間本当に本当に感謝。
2015/12/31 08:53
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