小さな国語塾のつぶやき
意宣る(いのる)
役所勤め、会社勤めの方々は28日が仕事納めで、正月休みに入ってるだろう。かくいう自身も28日が仕事納めで、それ以降は自宅で自分のペースでの仕事をしている。逆に年末年始になると忙しくなる職業の方もいるわけであって、代表的な職業?!が神社関係。年末年始の準備、12月31日には「年越しの大祓」年始には「初詣」「どんど焼き」と行事が続く。自分自身はこれといった思想を持っているわけではないが、一年間の感謝と決意を述べるために毎年必ず年始に氏神様へのお参りは欠かさない。神社へのお参りというと「祈願(神様にお願い)」することが多かったのだが、最近は先にも書いたように「去年無事に過ごせたことへの感謝と、新しい一年の決意」を心の中で述べている。そもそも「祈る」とは「意を宣(の)る」が語源だとか。つまり、意を述べる、宣言することから「意宣る(いのる)」で、実は決意表明なのだ。神様の前で神聖な気持ちで決意を述べると、そう簡単にはあきらめたり、いい加減なことが出来ないような気がするので、最近は毎年の恒例としている。
2015/12/30 00:20
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