小さな国語塾のつぶやき
沸点
誰だったかは忘れたが「勉強の習熟度」を「沸点(物質が沸騰する温度)」に例えていた。成程なあと感じる。なぜならば①人それぞれ理解をするスピードが違う②逆に冷めてしまう(忘れてしまう)スピードも違うから。ただ一つ共通して言えることは沸騰するまでは、温まりつつあることは手で触ると分かるが、目には見えないこと。プツプツと泡立ち、シューシューと湯気が出て初めて沸騰していると分かるのである。勉強もしかりで、努力している時はなかなか成果が見えづらいが必ず継続していると(ただし、正しい方法で)成果が見える。また、水は沸騰しづらいが冷めにくいのと同様に苦労して理解して身につけたことは意外と忘れないもの。また、沸騰した物質を保温しておくと長時間冷めないのと同様に、一度覚えたことを温め続ける努力(反復)することが大切。当たり前のことだが、沸騰させることすらしない、あるいは途中で火を止めてしまうことが一番よくない。寒い冬、熱く努力したいもの。
2015/12/25 17:01
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