小さな国語塾のつぶやき
かぼちゃ
昨日、22日は冬至で「かぼちゃを食べて柚子湯に入るとよい」とされている。うっかりして冬至だということを忘れていたが、たまたま午後に知人から聞き、慌てて夜にかぼちゃを食べた。かぼちゃを食べなかったからといって別になんら問題があるわけではないが、単なる縁起担ぎ。栄養価の高いかぼちゃを食べて、免疫力を高めて冬を乗り切るという意味以外に、冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれているから。かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)。つまり運盛りのひとつであり、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味している。そんな事情から「かぼちゃは中国伝来」と勝手に思い込んでいたが、実は先日の書いたように「かぼちゃ」はポルトガル語。ポルトガル語でありながら、その由来はなんと「Cambodia(カンボジア)」の国名で、ポルトガル人がカンボジア産の野菜として日本に「かぼちゃ瓜」と伝えられたという。そして日本に持ち込まれるかぼちゃが中国の南京の港から持ち込まれることから「南瓜」と名前になったとか。人それぞれ、名前の由来があるのと同様に食べ物の名前にも由来や長い?歴史があると思うとなんだか親近感を覚える。
2015/12/23 06:34
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です